没後150年 歌川国芳展
森アーツセンターギャラリー
2011年12月17日(土)〜2012年2月12日(日)

歌川国芳作 相馬の古内裏
歌川国芳作 相馬の古内裏

歌川国芳は浮世絵の展覧会で何点か見たりする程度で、正直言って面白い絵師だなぁというくらいの印象しか持っていなかった。

専門家でもない限り歌川派と言えば、東海道五十三次の広重を思い浮かべるのが普通である。何と言っても広重は教科書にも載っていた(と思う)。

だが、いま「森アーツセンターギャラリー」で開催されている『没後150年 歌川国芳展』をひとたび見たならば、その認識は大きく変わるはずである。

ひとことで言えば「面白い」。だが、面白いだけでなく歌川国芳の表現には様々な創意工夫が見てとれる。さすがは江戸の名門絵師集団歌川派の代表格3人のうちの一人だ。侮ってはいけない。

本展は歌川国芳の作品を約420点、前期・後期にわけて展示している。
 展示作品リスト
半分ずつとしてもおよそ210点ずつ展示されるので、展示数としてはかなり多いが創意に溢れた作品の数々に引き込まれて、まったく飽きることなく見て回れる。

歌川国芳のこの規模の展覧会は今後しばらくは開かれないと思われるので、ぜひ見ておくことをお勧めする。

 『没後150年 歌川国芳展』公式サイト
 「森アーツセンターギャラリー」公式サイト

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いま「物語屋」で販売しているマウリッツハイス美術館所蔵作品(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

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フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

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レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

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レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

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ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

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