ブリヂストン美術館(東京八重洲)

ブリヂストン美術館入り口の画像

2012年1月8日にブリヂストン美術館が開館60周年を迎える。開館が1952年(昭和27年)というと、大原美術館や根津美術館などいくつかすでに開館していた(事業家による)美術館はあるものの、企業美術館の草分けと言ってもおかしくない存在である。

言わずもがなではあるがブリヂストン美術館は、タイヤで有名な株式会社ブリヂストンを創業した石橋正二郎によって設立された。自ら収集した美術コレクションを一般公開することが目的だった。

「好きな絵を選んで買うのが何よりも楽しみであるが、もとよりこのような名品は個人で秘蔵すべきでなく、美術館を設け、文化の向上に寄与することがかねての念願であった」と石橋正二郎は語っていたという。

噂で聞いただけなので真偽の程は定かでないが、某大手商社の本社ビルにはバブル期に買い漁った名画がいまでも山積みになっているらしい。バブル期には数多くの金持ちが割のいい運用資産としての美術品に夢中なっていたから、いかにもありそうな話である。困ったことに資産家のほとんどは石橋正二郎のような理念を持っていないから、まだ当分の間それらの名画は秘蔵されたままであろう。残念なことだ。

話が脱線した。

ブリヂストン美術館のコレクションは、主に印象派から近代、現代美術である。印象派の作品は、マネ、モネ、ルノアール、セザンヌなどの名作が数多く所蔵されている。また、青木繁、藤島武二、坂本繁二郎など日本の近代美術も充実している。

ブリヂストン美術館の展示風景モネの作品

モネや…………。

ブリヂストン美術館の展示風景モネの作品

ルノワール…………。

ブリヂストン美術館の展示風景モネの作品

セザンヌ…………。

ブリヂストン美術館の展示風景モネの作品

マネなどが所狭しと並んでいる。なんとも贅沢な光景だ(ちなみにピカソもあったが、著作権の問題で撮影禁止であった)。

館長の島田紀夫氏によると、マネは自画像を2点しか描いておらず、ブリヂストン美術館にある自画像(上の写真)は、その貴重な2点のうちのひとつだということである。

また館長は、もう1点の自画像は昨年サザビーズでオークションにかけられ、30億円で落札されたが、上半身だけの自画像で30億円ということはブリヂストン美術館の自画像は全身だから60億円の値がつくのではないか、とも言っていた(むろん冗談である)。

ブリヂストン美術館は東京駅八重洲口から徒歩5分という利便性の高い場所にあるので、近くに行ったときは少し時間を作ってときどき立ち寄ってみたい、そんな美術館の一つである。

(2011.12.14)

| 60周年記念展覧会のご案内へ | web shop 物語屋へ |

ブリヂストン美術館についての詳細は公式サイトをご覧ください。
ブリジストン美術館公式サイト

いま「物語屋」で販売しているマウリッツハイス美術館所蔵作品(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

複製画販売の物語屋トップページはこちらです。

複製画の商品ページはこちらです。

フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

複製画販売の物語屋トップページはこちらです。

複製画の商品ページはこちらです。

レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

複製画販売の物語屋トップページはこちらです。

複製画の商品ページはこちらです。

レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

複製画販売の物語屋トップページはこちらです。

複製画の商品ページはこちらです。

ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

複製画販売の物語屋トップページはこちらです。

複製画の商品ページはこちらです。