下山静香PIANOライブ2011
ラテンアメリカに魅せられてVol.3(2011. 12. 2 Fri)

コンサート・パンフの画像

ラテンアメリカのクラシック音楽(しかもピアノソロ)と聞いて、皆さんはどんな音楽をイメージするでしょうか? 

ラテン音楽と言えばタンゴ、サンバ、ルンバ、レゲエなどなど、比較的リズミカルでアップテンポなものがまず頭に浮かぶという人が多いでしょう。

私もクラシックとは言えラテンアメリカの作曲家による曲の演奏会と聞いて、軽快で明るい曲調のものが多いのだろうと想像していました。

プログラムによると演奏されるのは、ベネズエラ、パラグアイ、そしてブラジルの音楽。なんだかその国の名を聞くだけで、楽しそうな音楽が聞こえてきそうな気がするではないですか。

しかし実際に、演奏が始まってびっくり。非常に美しい旋律を持つ曲が多く、いつしか聴き入ってしまうほどでした。「ラテンアメリカ音楽がここまでしっとりと聴かせるのか」という感じ。

コンサートをプロデュースした竹村淳氏によると、なんでも「ラテンアメリカはクラシック音楽の秘められた宝庫である(コンサートパンフより抜粋)」ということです。

確かに実際に演奏を聴いたいまは……納得です。

特に個人的にはパラグアイのアグスティン・バリオス(今回演奏されたバリオスの曲はもともとはギター曲らしいのですがもちろんそんなことは全然気になりません)とブラジルのナザレーの曲がとても気に入りました。下山さんによると来年、再来年あたりにCD化するかもしれないということなので期待したいと思います。

コンサートは1部と2部に分かれていて、間の休憩後にコントラバスの小川誠さんをゲストに迎えて2曲ほどセッション。これも小川さんの個性溢れる演奏が楽しめました。

まぁ上記のような感じで、コンサート自体の質は高く、満足のいくものだったわけですが、興行的には成功とは言えないようです。

どこの国でも多少はあると思うのですが日本の場合は特に、演奏会でも展覧会でもなんでも、著名な人が関係していたり、何かで評判になったものには多くの人が集まるけれども、そういうことがなくただ単に質が高いというだけでは人が集まりにくい傾向が強いように思います。

残念なことです。

とは言え、今回聴きに来た人たちの反応がすこぶる良かったので、来年もこの「ラテンアメリカに魅せられて」のシリーズは継続するということです(たぶん来年後半)。

ご興味のある方は、ぜひ、下山静香さんのオフィシャルサイトをチェックしてみてください。下山さんは精力的に演奏会を開いていて、安定して質の高い演奏を聴かせてくれるのでそのほかの演奏会もお薦めです。

 下山静香さんのオフィシャルサイトはこちら
 下山静香さんはブログに今回のコンサートについても書いています

【今回の演奏曲目】
第1部 独立200年のベネズエラ/パラグアイによせて

ベネズエラ・ワルツ集
・ブラント/Augusto Brandt
      :故郷の思い出/Recuerdos de mi tierra
・フォルメル/Federico Vollmer
      :疑惑/Una duda
・パラシオス/Ramon Delgado Paracios
      :彼女の優しい顔/La dulzura de su rostro

パラグアイの奇跡アグスティン・バリオス‘マンゴレ’名曲集
・Agustin Barrios 'Mangoré'(Carlos Payes/下山静香編)
      :春のワルツ/Vals de la primavera
      :ワルツ第3番/Vals op.8-3
      :みつばち/Las abejas
      :フリア・フロリダ/Julia Florida
      :パラグアイ舞曲/Danza paraguaya

  休憩

ゲスト=小川誠とともに
・ピシンギーニャ/Pixinguinha
      :カリニョーゾ/Carinhoso
・ピアソラ/Astor Piazzolla
      :リベルタンゴ/Libertango

第2部 ブラジルのときめき
・ニャタリ/Radamés Gnattali
      :カニョート/Canhot
      :ヴァイドーザ/Vaidosa No.1
・ナザレー/Ernesto Nazareth
      :ブレジェイロ/Brejeiro
      :カリオカ/Carioca
      :フォン・フォン/Fon-fon
      :打ち明け/Confidȇncias
・ヴィラ=ロボス/Heitor Villa-Lobos
      :白いインディオの踊り/Dansa do indjo branco

アンコール(アンコールは下山さんが最も得意とするスペイン音楽から)
・イサーク・アルベニス/Isaac Albeniz
      :コルドバ/Córdoba

(2011. 12. 6)

いま「物語屋」で販売しているマウリッツハイス美術館所蔵作品(複製画)

フェルメール作、真珠の耳飾りの少女の画像
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
マウリッツハイス美術館所蔵

フェルメール作の絵画のなかで日本では最もよく知られている作品。実在の人物を描いた肖像画ではなく、不特定の人物の胸あたりから上を描いたトローニーと呼ばれる作品とされていますが、自分の娘の一人をモデルにしたという説もあります。

漆黒の背景に鮮やかな色彩の衣装、美しい少女の顔、みずみずしい唇、そして輝く真珠の耳飾りというさまざまな要素が絶妙のバランスで描き込まれている魅力的な作品です。

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フェルメール作、デルフトの眺望の画像
フェルメール《デルフトの眺望》
マウリッツハイス美術館所蔵

わずか2点しかないフェルメールの風景画の1点。生涯暮らしたデルフトの港と街の様子を描いたもの。

19世紀半ば頃、人々からその存在を忘れ去られていたフェルメールは、この作品を絶賛した美術評論家の論文によって再評価されるようになります。

またフランスの小説家マルセル・プルーストは、この絵を「世界でもっとも美しい絵」と評し、その代表作『失われた時を求めて』の中にこの絵を登場させています。

生涯を過ごしたデルフトの街に対するフェルメールの愛着を強く感じさせる作品です。

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レンブラント作、テュルプ博士の解剖学講座の画像
レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》
マウリッツハイス美術館所蔵

オランダ絵画の巨匠レンブラントは集団肖像画を得意としましたが、その最初の傑作が本作品。

アムステルダム外科組合主任解剖官ニコラス・テュルプ博士の公開解剖学講義の様子を描いたもの。当時アムステルダムに居を移したばかりだったレンブラントはテュルプ博士ら数人から依頼を受けこの集団肖像画を描き、高まりつつあった名声を不動のものとします。

後の傑作《夜警》にもつながるレンブラントの創意溢れる作品です。

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レンブラント作、スザンナの水浴の画像
レンブラント《スザンナの水浴》
マウリッツハイス美術館所蔵

『旧約聖書続編 ダニエル書補遺 スザンナ』を描いた宗教画。

裁判官という地位にある二人の長老が共謀して美しく貞淑な人妻スザンナを襲うが未遂に終わります。長老たちは自分たちの保身のためにスザンナを死罪にしてしまおうと画策しますが、神の命を受けたダニエルによってスザンナは救われ、長老二人は滅びるという話。

この物語を描いた絵画の多くは、裸体のスザンナと醜い長老二人をセットで描いていますが、レンブラントは裸体のスザンナが不安そうに振り返った姿だけで表現していることが特徴的です。

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ライスダール作、漂白場のあるハールレムの風景の画像
ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》
マウリッツハイス美術館所蔵

ライスダール(ロイスダール)はオランダ絵画黄金期においてもっとも評価された風景画家です。

本作品はライスダールが生まれ育ったオランダ中部の街ハールレムを描いたもの。広い空と美しい雲、地上にはその雲によってできた美しい光と陰のコントラストが描かれています。

遠景には今でもオランダと聞くと思い浮かぶ風車の姿がいくつも描き込まれた美しい作品です。

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