「ゼロ年代のベルリン〜わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」東京都現代美術館

 東京都現代美術館のサイトによると、ゼロ年代(本展では2000〜2011年を指してそうよんでいるらしい)のベルリンは、〈世界の中で、アーティストを最も魅了するホットな都市〉となっているらしい。

 また、展覧会タイトルにもある通り、主催者は現在のベルリンを「特別な場所」とも言っている。

 その「特別な場所の現在(いま)」を世界12カ国から集まってベルリンで暮らす18組のアーティストが表現したのが本展ということである。

 現代アートに関する海外事情に疎い私は、プレスリリースを読んではじめてベルリンがいまホットでクール(よくわからないが『熱くカッコいい』ということか?)な場所であるという情報を得たわけだ。そこでその真偽を確かめたいと思い内覧会&記者会見にお邪魔してみた。

 展示を一通り見て回ったが、残念ながら私には「ベルリンの現在(いま)」の姿はまったく伝わってこなかった。展覧会を構成した学芸員が何をもってしてベルリンを「特別な場所」と位置づけたのかも皆目わからなかった。 さらに言えば個々の作品も(2作品ほど気に入ったものがあったが)、退屈な映像インスタレーションがやけに多く、見るべきものはほとんどなかった。

 これはどうしたことかと思い、いつにもまして真剣に記者会見に臨んだが司会者の仕切りが悪く、一部作家が長々と自分の思いを語っただけで、ここでも得られるものは何もなかった。

 本展はなんでも「日独交流150周年記念」絡みの企画らしく、どうしてもドイツ(ベルリン)をテーマとした企画展をやらざるを得なくて、たいした素材もないのに無理矢理立案したものなのかもしれない、などと勘ぐりたくなってしまったほど期待はずれであった。

 まぁ、単に私の感性が鈍いだけで、豊かな感性を持つ方が訪れれば素晴らしい展覧会であるのかもしれない。

 個人的には東京都現代美術館の次の企画展に期待したいと思う。

(2011.9.26)

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ピカソ作ゲルニカ
パブロ・ピカソ《ゲルニカ》
ソフィア王妃芸術センター所蔵
ピカソの最高傑作《ゲルニカ》の複製画です。1937年に描かれた《ゲルニカ》は縦3.5m、横7.8mの巨大な作品です。その巨大な作品をオフィスや自宅に飾るというのも複製画ならではの楽しみ方です。
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クロード・モネ《睡蓮・緑のハーモニー》
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クロード・モネが晩年好んで描いた睡蓮の連作のひとつです。本作品はオルセー美術館所蔵のものですが、ほぼ同じモチーフの作品が日本のポーラ美術館にも所蔵されています。

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