その香り七里に広がる……。
安房鴨川に古くから伝わる在来種大豆「鴨川七里」は、そんな伝説が生れるほど豊かな香りを持つ枝豆の名品です。豆は比較的大粒で食べると豊潤な甘みが感じられます。
「鴨川七里」のもうひとつの特徴は、10月下旬から11月上旬に収穫する晩生種であるということです。

この秋、NPO法人いちかわ地球市民会議では「鴨川七里収穫バスツアー」を企画、11月3日文化の日に実施しました。
晴れの特異日と言われている当日(文化の日は晴れる確率が非常に高いそうです)は、そのデータ通り抜けるような青空が広がる晴天に恵まれました。

この写真では空だかなんだかよくわからないので雲を探してみても、わずかにかけらのような雲が見つかる程度……。
それほどいい天気でした。

今回の「鴨川七里収穫バスツアー」参加者は総勢17名。8時に行徳を出発したバスは、本八幡を経由して一路現地へと向かいました。
幸いなことにほとんど渋滞につかまらず、ほぼ予定通り11時過ぎには現地に到着しました。下の写真は、到着直後の参加者の方々。みんな「鴨川七里」を獲る気満々です。

あらかじめ10区画50坪(150平方メートル)分、われわれのために押さえてあると聞いていたので、かなりの収穫が期待できると考えていましたが、現場に到着すると想像以上に広いスペースが用意されていました。まさに一面枝豆だらけという感じです。
主催者としては参加してくださったのが農作業に不慣れな方ばかりだったので、秋とはいえこのカンカン照りのなか、参加者の体力がどの程度持つのか……、大量の枝豆を見て少々不安になるほどでした。

いよいよ収穫開始。「鴨川七里」を刈り取る人と刈り取ったものから豆を摘み取っていく人に分れて作業が進みます。

作業を始めてわかったことは、刈り取り作業は意外と手間がかからないということです。作業を始めて30分ほどで割り当てられたスペースの半分ほどをきれいに刈り取ることができました。

反対に想像以上に大変だったのが、刈り取ったものから豆を摘み取る作業でした。山のように積み上げられた収穫物から枝豆を摘み取っていくのですが、なかなか作業がはかどりません。
当初は「鴨川七里」の収穫作業自体は1時間ほどでみんな疲れるか、飽きてしまうだろうと思っていたのですが、実際は予定の2時間をフルに使い切ってもまだ物足りない感じでした。
成果としては参加者の方々全員が「鴨川七里」を大量に手にすることができたので、ばててしまう前に切り上げるくらいでちょうど良かったのかもしれません。



昼食は地元鴨川のイタリアン・レストランで豪華なパスタランチをいただき、その後今回の「鴨川七里収穫バスツアー」の現地側コーディネーターである株式会社佐々木商店の農産物直売所「くわっせー鴨川」を訪れ、鴨川近辺の農家で獲れた野菜など買い物を楽しみました。
この「くわっせー鴨川」では、参加者全員に今年の新米2キロ(しかも皇室に献上されたこともあるという有名な長狭米)という嬉しいおみやげも用意してくれていて、参加者の皆さんにとって今回のツアーは、料金の割にかなりお得なものとなったようです。


最後に一行は一部参加者の強い希望により、鴨川の酒蔵「寿萬亀(ジュマンガメ)」に立ち寄りすべての行程を無事終了、楽しい1日を過ごすことができました。